両親

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それからは早かった。 エステに毎日通い、ドレスと式場をえらび招待客を呼ぶ。 料理と式の進行を練り上げ確認すると、あっという間に日々が過ぎていった。 準備を完璧に終えたのは、結婚式前日だった。 家に帰り、ベッドに倒れこ込む。 「有慈さん・・待たなきゃ・・・」 明日の事を考える間も無く寝入ってしまった。 「愛してるよ、藍。」 夢の中で囁く有慈さん。 ああ、これが夢で無ければ良いのに。
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