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花婿の元へ駆け寄り、二人一緒に神父へと歩を進める。
神に誓いの言葉を告げ、笑いあい、緊張し、キスをする。
それは思い深く、それでいて啄むようなキス。
どこか切なく、どこか愛しい、言葉のいらないその美しいキスに人々は見惚れる。
二人の愛の深さを垣間見て、また祝福する。
花嫁の名に相応しい綺麗な指輪。
教会を出て、思いっきりブーケをなげる花嫁の薬指にはキラリと光る藍玉。
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