夏のはじまり

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母 「梓~、忘れ物はない?ハンカチとティッシュはきちんと持ったの?」 梓 「大丈夫だって!バッチリだよ。」 母 「おじいちゃんに迷惑かけちゃだめよ。それから」 梓 「んも~、分かったってば!大丈夫だから。じゃあ、行ってきまーす。」 母 「気をつけて行くのよ。」 梓 「は~い!」 私は片瀬梓。 高校二年生だ。 山の奥にある小さな田舎町に住んでいる田舎娘です。 そんな私の元に一通の手紙が届いた。
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