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梓「それで、私は何からすればいいのかな?」
ウィルにそう訪ねた。
ウィル「では、この日本人形に触れてください。」
そう言って、いかにも呪われていそうな日本人形を私に差し出した。
梓「…。いきなり、これ?最初はもっと、こう…。…ねぇ、ウィル。呪われてないものはないの?」
自分でも何を言っているのか分からなくなってきた。
ウィル「そんなモノありませんよ。大丈夫ですよ。貴方の血が守ってくれますから。」
梓「で、でも…。」
なかなか決心がつけられずにいた。
ウィル「早くなさい。」
ウィルが美しく微笑みながら言った。…でも相変わらず目が笑っていない。
梓「はぃぃぃぃ。」
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