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ナノハちゃんの告白に、タカサキさんは一瞬「は?」と呆れ顔、そして笑いはじめました。
ナノハちゃんは、笑われたというショックから、涙目です。
それに気付いて、タカサキさんはあわててナノハちゃんを抱き寄せました。
「悪かった。ナノハがあまりにも可愛かったから。」
「私は真剣に悩んでるんです!だけど、タカサキさんの事、大切だから、その、触られるのは、嫌じゃないし・・・。」
タカサキさんは、ますますナノハちゃんを抱きしめました。
「ナノハは可愛いな。でももう少し勉強しなきゃな。」
「もうっ!タカサキさん!!」
タカサキさんは、ナノハちゃんを一端離すと、広い胸に抱きしめなおしました。
「ナノハ、何が聞こえる?」
「・・・耳がつぶれて、ゴーっていう耳の血流が。」
「・・・それ以外。」
「う~ん・・・、あ、タカサキさんの心臓の音。」
「そう。心臓は毎日規則正しく拍動している。そりゃ結構な運動量だろう?左胸が少し大きいのは当たり前だ。近くにこんなに運動する心臓がいるんだからな。」
「そうなの!?」
ナノハちゃんは飛び退きました。
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