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元々無愛想な俺は友達を作るのが苦手だった。
自分から声をかけることができず、周囲で楽しそうに笑う人々を見る度に俺の心は荒み、風化していった。
もはや末期症状の俺の口から飛び出すのは、本心の欠片もない憎まれ口。
「本当に…」
つくづく、この性格が嫌になる。
そんな自分を少しでも変えることができればと、親の脛をかじって入学した平凡な大学。
しかし現状は維持のまま。
大学に行っても人とは滅多に話さず、ただ黙々と授業をこなす毎日。
バイトもせず、仕送りだけで生活する怠惰な日々…。
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