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次に目が覚めたときは午前6時。
時計のアラームの音で目が覚め、はっとして隣を見る。
しかし、そこにあるはずの部長の姿はもはや見当たらなかった。
(昨日の部長は幻だったのかな・・・・?)
そう思ってあたりを見回してみると、どこかのお店の紙袋がずらりと3袋も置かれていた。しかも、どれもこれも見覚えがあるような気がする。
(なんだろ・・・・)
疑問に思って近づくと、紙袋のほかに手紙があった。宛名に、几帳面な部長の字で、私の名前が書いてある。
なんだか、嫌な予感がするが、部長がいない今、これを読まなければ話は進まないだろう。
私はしぶしぶ手紙を読むことにした。
『おはようございます。
きちんと6時にアラームに起こしてもらいましたか?
起こしてもらったのなら、きちんとお礼を言っておくように。
それにしても、まさか昨日はあんなことになるとは思わなくて、正直驚きました。
それにしても、あなたがあんなに積極的だったとは思いませんでしたよ。
昨日はそれなりに楽しませていただいたので、袋の中のものはそのお礼です。
私は先に帰りますので、ゆっくりしてください。
では、また。』
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