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(・・・・まぁいいか。最大の間違いは起こしてない! ・・・・はず。うん、大丈夫。きっとこれは私を混乱させるための部長の罠だ)
激しく後悔はするものの、だからと言って昨日に戻れるかと言えばそうでもない。だったらもう済んでしまった事として切り替えてしまおう。と、こんな考え方だから、よく女友達から『男らしい』といわれるのだろうか。
(嘆いて済むのならずっと嘆いてるんだけど!!)
嘆いている時間すら勿体ない。10秒で自己解決し、私は目の前にある紙袋を手に取った。
某ホテルの名前が印刷されたその紙袋の1つ目の中には、私が普段愛用しているシャンプーとコンディショナー、それにトリートメント。他には、何か高そうな洗顔料とクレンジングと、これまた高級そうなボディーソープ。つまりはお風呂セット。
二つ目の中身は、これまた私が普段愛用している基礎化粧品と化粧品のフルセット、しかも新品。多分、この2袋だけでもうん万円する・・・・。
そして恐怖の3袋目。
そこに入っていたのは、私が昨日着ていたスーツだった。
おかしい。今日着る物をわざわざ畳んで袋の中に入れておくなんて・・・・一瞬不信に思ったが、はっとして部屋に完備されているのクローゼットに走った。
※良い子はホテル内は走らないようにね☆
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