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「お待たせしました。どうぞ。」
キッチンに紅茶を入れに行っていた嫌味部長が、紅茶を入れてやってきた。
「こう少しで、注文したピザが来るはずです。なんでそんな所に突っ立ってるんですか?早く座ってください。」
部屋に数歩入って圧倒された私は、どうしていいかわからずに、部屋の隅の方にちょこんと立っていた。
「・・・・はい。」
抵抗する気にもなれず、素直に従う。
私が、手前に設置されていた3人掛けのソファーに座ると、部長は私の目の前に紅茶を置いた。
「ところで、会社での続きなんですが。」
私の目の前にある1人がけのソファーに腰をかけながら、『今日もいい天気ですね。』と言うような軽い挨拶のような調子で部長は言った。
(告白の返事って、こんなに軽く聞けるもんなのか?)
私の中で、部長が自分をからかっている路線が強まる。
「それ、冗談じゃなかったんですか?」
勇気を出していってみる。すると、嫌味部長は・・・・
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