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引き続き隣の部屋は、大きな声で盛り上がっている。
僕の被害は、最小限で済んだと思う。
23時ころ、4人が帰る。
明日も学校だからね。賢明な判断です。
さすがに自転車で帰すわけにはいきませんから、タクシーを呼びました。
飲んでいない和葉が順に送ってくれるそうです。
ほんと申し訳ないね。ありがとう。
そうなんだ。普段の和葉はスッゴくいい子だもんな(笑)
残ったのは、いくもと七海と咲です。いつもの3人です。
少し気が楽になりますね(笑)
「うぇ~ん」
突然、泣き声が聞こえた(笑)
七海の部屋を覗いてみる。
七海の太ももに突っ伏して、いくもが号泣している(笑)
咲に小声で、どうした?と聞くと、俺も来いみたいな感じで手招きされる。
仕方なく咲の隣に座り、暫くいくもを見る。
七海に背中をとんとんされている(笑)
俗に言う、泣き上戸?(笑)
い「お、お父さんに…だ、大学7校受けるっ…て言ったら…」
……多すぎだろ(笑)
い「6校にしろって言うんだ…わぁ~」
一同「……(笑)」
七「あんたさ、その外された1校って…」
い「…う、うん」
七「他の6校と比べて、明らかにレベルの低いとこじゃない?(笑)」
い「うぇっ……何で分かるのよ~」
一同「……(笑)」
七「じゃあ、親父さんの気持ちも分かるわ(笑)」
い「だって…ろ、浪人したくないんだ…わ~」
七「大丈夫だって…訳わからない滑り止めなんか受けなくても」
い「そ、そんなもん…?」
七「うん(笑)」
いくもが顔を上げて、そう言う七海を見上げた。
その時、いくもと目が合った…気がした(笑)
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