+観察その70+

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朝、布団から出るのがつらい季節がやってきましたね。 ずっと眠っていたい(笑) センター試験まで2ヵ月ほど。 最近の七海さんは、1時頃には寝ているようです。 夏休みの頃と比べると、だいぶ穏やかな表情をしています。 勉強に疲れると、時々僕のところへやって来て、ベッドに寝転がります。 七「ちょっと休憩させて」 たわいもない話をして帰る時もあれば、 ストレッチの手伝いをさせられたり、肩を揉んでと言われたり、そのまま眠ってしまったり(笑) で、仕方なく、七海の部屋で寝ると、 翌朝… どっちのか分からない未鑑定の陰毛を見つけて、 七「私のベッドでこいたろ?信じられないわ」 なんて言われんだ(笑) さてと、普通の女子高生モードの七海さん。 今回は少し積極的に、僕の方からネタを探しに訪ねてみました。 ノックをしてもいつも返事はない。 ゆっくりとドアを開ける。 ね「ねぇ、七ちゃん…?」 どうだ。七ちゃんやで(笑) 七「何?」 そうか、そうくるか…一時退散する。 普通に、何?じゃ話にならない(笑) ノックをしてもやはり返事はない。 ゆっくりとドアを開ける。 七海のベッドに横になり、 ね「ちょっと休憩させて」 七「どうぞ」 ちっ(笑) 仕方なくうつ伏せになって腰を揺らしてみた(笑) ギシギシギシギシ……(笑) ちらっとこちらを見たが、何も言わない。 ね「ねぇ、どうした?」 七「どちらかと言えば、私の台詞なんだけど、それ(笑)」 ね「…確かに(笑)」
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