ダメなネーム

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誰もいない教室は、なんか変な感じがする 透き通っていて… きらきらしていて 外で部活をしている生徒の声が教室にまで、響いている… 私は自分がいたクラスに入り… 自分の席に座った… 懐かしい机に椅子 昔より小さく感じるのは 私が大きくなったからかな? 佐「あれ?これ私の机…全く変わってないんだ…」 私が使っていた机には昔の落書きが書かれていた それにも、やっぱり雫が描かれていた 佐「懐かしいなぁー!授業中に描いたんだよね(笑)……あれ?」 私が描いた落書きの隣には…何か書かれていた 会いたい……と 佐「誰にだよ?(笑)」 「あなたにだよ?」 誰もいない教室から、 あの公園で聞こえた女の子の声がまたした 佐「……ま…た?」 「はやく………」 部活の生徒の声で、女の子の声が聞こえにくい 佐「おばけ……なの?」 「早く…かえっ……」 佐「よく…聞こえません」 怖いはずなのに… なぜか逃げない佐奈 「早く…家に帰って…幸お……ば……ゃんが」 時々途切れる声… だが、確かに幸ばあちゃんがって言ってる… そういえば、今日はおばあちゃんの様子が変だった いつもなら、私が寝てる時に私の部屋に来るなんてない… でも、今日はいた… もしかしたら、私に何かをいいに来たのかも それで…ファックスがきたから、用事を忘れてしまったんだ… 佐「幸ばあちゃんがなに?」 「早く…帰って…危ない」 私はおばあちゃんに、何かあったんだと感ずき、急いで家に帰った… 得体も知れない声だけど なぜが、信じてしまった どうしてだか、わからない…でも あの声は…幽霊でもお化けでも空耳でもない気がするの…… 何かもっと…大切な… 佐「おばあちゃん!!」 家につくなり私は、 おばあちゃんの部屋に行った
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