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きらきらと日差しが差し込む春
今日も机にはりついく私の名前は、
川村佐奈16才になる
中卒で高校には行っていない
本当だったら、ちょうど高校二年生になりたてで
やっとなれたクラスから
新しいクラスになり
まだ新しい空気になれず
私は必死で友達を作っている頃のはずだった
私の家は、幼い頃に父と母を亡くしていて、いまでわ
幸おばあちゃんと二人で暮らしている
おばあちゃんを働かす訳にもいかず、中卒して就職に集中する事にしたのだ
仕事はずっと夢だった、漫画家をしている
幸いな事に、私は才能があったらしく、中学でデビューした
そして今では、プロになるため必死で漫画を書きまくっている
でも、漫画はそこまで簡単でわなく
最近ネームが進まなくて 担当の高林さんにダメ出しをされる…
中学校の時のほうが
生き生きと描いてたような気がする
段々、自由に漫画が描けなくなり、自分に自信も無くなってしまっていた
そしてネームにも詰まってしまう…
そんな時、私は無意識にある絵を描いてしまう
自分の小さい頃をモデルにした、雫と名前をつけた女の子の絵
雫の笑顔の絵をかくと
詰まっていたネームもちょっとだけすすむ、
でもなんでだろ?
トントン!!
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