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プロローグ
わたしは小さい頃から
研究所に閉じ込められて
いた
いや。実験台にされて
いたといったほうが
いいのかも知れない
毎日違う研究員の人達が
わたしを取り囲み
わたしの腕に注射をする
もちろん
何の薬を打たれているのかなんて分からない
そして
決まって血を抜かれる
大量の点滴
大量の薬
血
毎日の繰り返し
「いつまで
こんな事すればいいの」
「いつになったら
抜け出せるんだろう」
なんて考えていた
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