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敵？味方？
ラリア―――ット―!!）
突然男の子が局長に
足蹴りで飛びかかった
男の子の足が
局長の顔に
みごと命中!!
局長はぶっ飛びました
男の子はバクテンをして
何にも無かったような
顔で局長を見つめていた
？（案外、しぶといね）
局長も立ち上がる
けど局長はしぶとく
生きています
（ぐぅぅ…おのれ!!）
（俺のラリアット
少しは効いたかな？）
（キサマ…何者だ!？）
（名乗る者ではありません
（あなたは逃げなさい）
（……）
（さぁ…早く!）
（わたしは逃げられない）
（どうして？）
（くくくっ…その通りだよ
（お前とわたしは運命を
ともにするのだからな）
（だけどあなたと運命を
共にしたくありません!）
（威勢だけは
いいみたいだな）
（しかし…良い匂いだ）
空中を漂う鉄の匂い
まさか…
そのまさかであった
自分の手首から
数センチだけ切られていた
ポタッ…ポタッ…
手首が赤く染まる
その匂いに気付き
局長と猛獣達は
次第に理性を失いつつある
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