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目覚め
（ん…ここは…）
そこはいつもわたしが
捕らえられていた
部屋の中だった
わたしは寝かされていた
わたしはベッドから
起きて歩いた
（結局、わたしは
ここから出られないんだ）
ふぅ～とため息を付いた
わたしは只ならぬ気配を
感じ、後ろに下がる
後ろに下がったのは
念のため…
（
あなた…誰なの!？）
わたしはソイツに質問する
しかし、ソイツは
答えようとはしない
コツコツ…コツコツ
靴の音が響く
月明かりに照らされて
ソイツは姿を表す
身長は１７０くらいあり
全身は黒で統一され
髪は短髪
目は栗色
片方の目にカラコンあり
（片方は光って見える）
（なぁ…お前…）
（なっ…何ですか…）
（お前はなぜ捕らわれて
いるんだ？）
（わたし…実験台なの
だからここから
逃げられない様に
みて、この首輪
まるで、ペットだわ…）
（ん…んんん）
力任せにわたしは
首輪を外そうとする
（ご覧の有り様…
これが外れないかぎり
わたしは外に行けないから
（なんだ…そんなことか）
男の子はわたしについている首輪を手に取り
呪文を唱え始めた
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