目覚め

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すると小言で (指先をナイフで切れ) といわれ…ナイフで… って素直に切れるかつぅの そして、わたしは (無理です。 怖いし…切れません!) って言ってやった (仕方ねぇ… (指先貸せっ) って… そして… (少し痛いけど我慢な…) (いっ痛いのは…勘弁) そんなこと言う間に (いっ…) プチっと 嫌な音が聞こえた しかし ナイフではなく 男の子の歯で 切られていた (悪い…俺牙できった) (口元には鋭い牙) 牙には私の血が ついていた わたしは自分の血を みただけなのに 意識を失いそうになる しかし、わたしは 堪えた (おい…) (お前の首輪を取るには お前の血が必要なんだ) (わたしの…血) 首輪に血をポタリと 足らず するとスルリと緩まり カランと床に転がった
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