76人が本棚に入れています
本棚に追加
呪縛の首輪
(これであなたは
局長から解放されますよ)
(おのれ――!!)
(しかしこれはどうかな…
局長が瞬間移動して
わたしの後ろに立ち
チャキと首元に当てる
(てめぇ!!卑怯だぞ)
(動くなよ!!
動いたらコイツの
命はないと思え!!)
当の本人は動けなかった
しかし次の瞬間、勝手に
口が動いていた
(どうして…わたし
なんか…狙うの?)
(決まっている
キサマの血で世界を滅ぼし我が帝国を築く為だ)
そうなったら、お前は
俺の妃にしてやる)
(えっ…妃…)
わたしは戸惑ってしまった
(わたしなんかより
他の人と結婚したら
いいじゃないですか!!)
(いいや。俺はお前を選ぶ
(なんたってお前は純血の血の主だからな…)
最初のコメントを投稿しよう!