第一章 アンヘルタウン

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 太陽は地平線に沈み、月が輝く夜になった。   道の向こうには真っ白な国境ゲートが地平線と重なっている。  その時、ゲートから放送が響いた。どうやら気づかれたようだ。 「警告する。動いてはならない。貴君の身柄は当局に捕縛される。警告に従わない場合、発砲する」  砲台から砲身が現れるが、アサギは完全に無視し、アクセルを緩めない。 ズドン、ズドンと発砲が始まった。 アサギの周りに火花が散る。 「フッ、マジカルアーマーを甘く見ないでよね」  そしてアサギはバイクからショットガンを引き抜く。 二丁拳銃と共にあったアサギのもう一つの武器。 ドゴンっ!  ショットガンから放たれたスラッグ弾はゲートを破壊し、アサギはゲートを抜けた。
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