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太陽は地平線に沈み、月が輝く夜になった。
道の向こうには真っ白な国境ゲートが地平線と重なっている。
その時、ゲートから放送が響いた。どうやら気づかれたようだ。
「警告する。動いてはならない。貴君の身柄は当局に捕縛される。警告に従わない場合、発砲する」
砲台から砲身が現れるが、アサギは完全に無視し、アクセルを緩めない。
ズドン、ズドンと発砲が始まった。
アサギの周りに火花が散る。
「フッ、マジカルアーマーを甘く見ないでよね」
そしてアサギはバイクからショットガンを引き抜く。 二丁拳銃と共にあったアサギのもう一つの武器。
ドゴンっ!
ショットガンから放たれたスラッグ弾はゲートを破壊し、アサギはゲートを抜けた。
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