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一方、梨沙は電車の中で色々考えていた。
結局、彼は最後まで嘘を突き通した。
けど、
『二度目の再開を果たしたら、告白してやってもいいよ。』
って彼は言った。
これも彼の優しさなんじゃないか。
私の恋を終わらせないため?
結局、あなたは、ドSなふりして優しいことしかできないんだよ。
いつもそう。
そんなあなたのサディスティックなところに私は中毒してるんだ。
もし、この嘘をあなたが自分のためについてたとしても別にいいよ。
しばらくはあなたの嘘に騙されててあげる。
結局、私達はきっとまた出逢えるんだから。
あなたは運命を信じる羽目になるんだから。
私があなたに運命を信じさせてあげる。
この広い空の下で…。
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