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栞｢はっ！！｣
本を読み続けていたが、気付いた。
外が暗い。
《なななな何時！？》
ばっ！と時計を見る。
長針は４辺りを、短針は…
栞｢７時、20分…｣
７辺りを指している
やってしまった。
読み耽りすぎた。
栞｢唯も帰っちゃってるよ｣
がく、と机に突っ伏す。
ぱらりと本をめくり、溜息をついた。
栞｢面白過ぎてなあ｣
時間を忘れてしまう。
今日だけではない。
よくあることだ。
しかし、こんな時間まで読んでしまったのは初めてだ。
だいたいいつも、６時に鳴るチャイムは聞こえるのに、今日は聞こえなかった。
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