呪縛された悪魔

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栞の頭の中で、たくさんの悪魔が想像される。 文からしか想像できないけれど、それでもかなりリアルに想像してきた悪魔たち。 いたら、本当にいたら面白いのに、とファンタジー大好きな栞は考えてしまった。 栞「って、早く図書室出なきゃ!」 ふと我に返る。 また考え込んでしまった。 悪い癖だ。 《こんな時間までいて、迷惑掛けちゃったよね。謝らなきゃ…》 鞄に本をしまい、外を見る。 完全に真っ暗だ。 ついでに今気付いたが、電気も自分がいた部分しか点いていなかった。 《…唯、まだいたりしないかなあ…》 携帯を取り出し、唯に電話を掛けようとする。 同時に、鞄を抱え、出入口へ向かった。 が ジャラリ………
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