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栞はものすごく反省していた。
時間を忘れてしまっていたこと。
今度からは、携帯のアラームでも掛けておこう。
絶対、そうしよう。
今更思っても、しかたないのだけれど。
栞「だ、れ」
引きずる音は、どんどん近付いて来る。
ジャラリジャラリと、まだ目には見えないが、確実に近付いている。
栞「あ、遊ん、でるんです、か…」
もしかしたら、誰かが面白がってからかっているのかもしれない。
勇気を振り絞り話し掛けるが、返事はなかった。
《…うぅーっ、もうっ…》
栞「だ、誰なのっ!!!」
恐怖に我慢できなくなり、叫ぶ。
すると
ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!!!
栞「!!!!」
目の前を、何かが通った。
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