呪縛された悪魔

14/23
前へ
/196ページ
次へ
栞はものすごく反省していた。 時間を忘れてしまっていたこと。 今度からは、携帯のアラームでも掛けておこう。 絶対、そうしよう。 今更思っても、しかたないのだけれど。 栞「だ、れ」 引きずる音は、どんどん近付いて来る。 ジャラリジャラリと、まだ目には見えないが、確実に近付いている。 栞「あ、遊ん、でるんです、か…」 もしかしたら、誰かが面白がってからかっているのかもしれない。 勇気を振り絞り話し掛けるが、返事はなかった。 《…うぅーっ、もうっ…》 栞「だ、誰なのっ!!!」 恐怖に我慢できなくなり、叫ぶ。 すると ジャラジャラジャラジャラジャラジャラ!!! 栞「!!!!」 目の前を、何かが通った。
/196ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2626人が本棚に入れています
本棚に追加