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《…ひ、と…》
?「でも、何でこんな時間に…」
耳は塞いでいたが、聞こえた。
背後から聞こえて来たのは、男の声。
少しかすれた、色っぽい声だった。
そして、まるで今の栞を嘲笑うような…。
栞の恐怖はふっとんだ。
やっぱり、誰かがからかっていたんだ。
栞「ーっ!!!」
文句言ってやる。
一発くらい殴ってやる。
いや、一発以上殴ってやる。
平手なんか温い。
拳でだ。
馬鹿にして、こっちは本当に怖かったのに!!と。
栞は勢いよく立ち上がり、勢いよく振り向いた。
栞「何年生か分からないけどっ、上級生でも許さない!よくもっ………」
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