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唯「だいたい、今栞が持ってる本は何?」
唯は、栞の腕に抱えられている数冊の本を指差す。
栞は、ああこれ?と一冊手に持った。
栞「ファンタジー小説!面白いんだよ、これねえ、シリーズで…」
唯「ほら!栞の面白いはハイレベルなのよ。何その厚さ!私にはまず、面白さを理解する前に読み切れないよ」
しかもそれがシリーズであるんでしょ?無理無理!と唯は首を振る。
栞の持っている本は、4センチはあろう厚さだった。
ちなみにその本だけではなく、持っている本はどれもそんな感じだった。
栞「読めば面白いのに…。それに、薄いとすぐに読み終わっちゃうんだもん」
否定され、しょぼんと肩を落とす栞。
それを見た唯は、やれやれと溜息をついた。
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