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「放置した死体はアンデッド・モンスターにはならないのか?」
真面目な表情で、翔がユニスに尋ねた。
「アルデンテで茹でたパスタ?」
「妙な聞き間違いをするな。アンデッド・モンスターだよ。映画によくあるだろう」
呆れながら、翔は弥生の頭を小突く。
「私は嫌い。気持ち悪いもん。鳥肌が立つわ」
弥生は寒気を覚えて両腕を抱え込んだ。
「初耳だな…。アンデッド・モンスターとは何だ?」
ユニスが聞いたことがないなら、ミドル・ワールドにはアンデッド・モンスターは存在しないのだろう。
「そいつは良かった」
翔は胸を撫で下ろした。
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