第3話 放浪の戦士

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   自分だったら空から《ハーピィー》に襲わせ混乱させ、その浮き足立った所に《ゴブリン》を投入し一気に壊滅させる。    それを防ぐには、空からの攻撃を排除するしかない。   「ユニス、弓と矢はあるか?」   「あるにはあるが、使えるのか?」   「使ってみる。弓道部の部長、お願いします」   「私?」    弥生が素っ頓狂な声を上げた。   「無理よ。動いている的に当たりっこないわ!」   「やってから言ってくれ。明比呂もだ」   「俺も?」    ユニスの部下が、明比呂と翔と弥生の三人に弓と矢を渡す。  
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