第3話 放浪の戦士

20/33
前へ
/1165ページ
次へ
   弥生に続いて明比呂も矢を射たが、《ハーピィー》には当たらなかった。   「俺と明比呂じゃあ駄目だな」    弥生は弓道部の部長だからこそ、《ハーピィー》を射止めることができたのだ。    弓矢の扱いに慣れていない二人には無理があった。   「明比呂、剣で行くぞ。ついて来い」    翔が腰の鞘からライト・ブレードを引き抜いて走り出す。   「どうする気だよ?」   「空中戦をやる」   「どうやって?」   「こうやって!」    大地を蹴り、翔が跳躍する。  
/1165ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加