第3話 放浪の戦士

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   放浪の戦士が知っているぐらいなのだから、その話はミドル・ワールドでは周知の事実なのだろう。   「その通りです。《オーガ》を倒したあなたの力は驚愕に値する」    ユニスは、この放浪の戦士がよほど気に入ったようだった。    それはつまり、人間一人で《オーガ》を倒すのが至難の業だということを意味している。   「…いいだろう。光明神の巫女を探す旅、俺も同行する」   「感謝する」    こうしてユニスは放浪の戦士を手勢に加えた。   「おい、ユニス! 本当にパンドーラを探すんだろうな?」  
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