第4話 人と、闇と

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「それは、この村に結界があるという解釈でいいいんですか?」 「けっかい?」  明比呂には、その単語の意味が判らなかった。 「バリアーみたいなものだ」 「ふーん」  何となく明比呂は理解した。 「村の入り口に地蔵みたいのが対になって置かれていただろう。狛犬とか沖縄のシーサーみたいに」  明比呂たち三人は、修学旅行で今年の夏に沖縄に行ったばかりだった。 「シーサーは知ってるけど、地蔵なんてあったか?」 「お前は何にも見てないな」  明比呂の反応に、翔は落胆した。 「で、どうしてお地蔵様がバリアーになるの?」  そこで、ようやく弥生が口を挟む。
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