45人が本棚に入れています
本棚に追加
僕は今も思い出す
あの「夢」のことを
あの時間が止まった世界のことを
僕と「彼女」を強くしてくれた世界のことを…
「__き…」
そして
「__きっ!」
「僕」と「彼女」が救った「今の世界」があることを
真人「オイ!!理樹っ!!」
理樹「うわぁぁっ!??」
聞きなれた大声に目を開けると…
天井が
目と
鼻の
先に・・??
うわぁ…僕、浮いてるんだぁ
・・・・じゃないっ!!!
理樹「真人!??何してるの!?」
すぐに自分が真人に大きく掲げられていることに気付く。
真人「おっ…やっと起きたか、理樹…起きないならこのまま重量理樹スクワットするところだったぜ…」
理樹「僕で筋トレしようとしないでよ!!っていうか…うわっ…おろして!」
真人「お、悪ぃ悪ぃ……よいしょっと…」
さすが真人だ…僕一人を持ち上げるくらいたやすいんだ…
しかし、真人に起こされるなんて…僕は寝坊したのかな!??
慌てて時計を見る……え?四時!??
理樹「どうしたの真人…こんな早くに…」
すっかり目は覚めたが、なぜか寝起きとは思えない疲労感を味わってしまった…
真人「いや、さっき恭介のやつが来てよ…」
理樹「恭介が?いったいどうして?」
いつものことだけど、また何かやろうとしているのか?
真人「野球の朝練をするんだとよ?」?
理樹「あ、朝練って…そんないきなり?どうして?」
真人は俺が知るかよ、って顔をする
…まぁ確かに恭介が何をしようとしているかなんて、未だだれにも予測できないことなんだし…
理樹「じゃぁとりあえずグラウンドに行こうか…」
最初のコメントを投稿しよう!