*厄介者*

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-*-*- 彼女が目を覚ますまで取りあえず、俺と影次は別件ではあるものの報告書を書いた。 隣では亜由美が勉強をしていた。 由季夜さんは難しい顔になり、何やら見積もりをしていたが、結局諦め顔で煙草を吸っていた。 そこに女性が入ってきた。 「ちゃんと仕事してるの?」 長い茶髪をなびかせた細身の綺麗な女性。 「おっはよー☆」 彼女はこちらに笑顔を見せると、由季夜さんの前のパソコンの画面を覗いた。 由季夜さんの高校時代からの友人の、森山美波。 美「全然だめねぇ」 美波さんは苦笑いした。 どうやら画面は真っ白だったらしい。 由「うるせぇ」 由季夜さんは不機嫌そうに煙草を灰皿に突っ込んだ。 見積もりなどは苦手らしく、美波さんがいないと進まない。
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