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また、仲良く出来ると信じて声を掛けたのに、また裏切ろうとする…
そう、また僕を外そうとしたのだ。
あいつは、友達にこう言った…
「僕は、あの子が嫌いなんだよ。なんか、君とあの子が一緒に話していると、僕は2人の話している内容は、全くわからいから、あの子がいなければ、僕はもっと楽しいんだ。僕は、仲良くするのは君だけでいいんだ。」
僕は呆れてしまった。
まるで、僕がいるから楽しくないみたいな言い方だった。
わからないとか、知らない話題なら、言ってくれりゃあ教えるし、話しも変えるのに…一体なんだってんだ。
僕は、初めて心から人を嫌う事を覚えた。
親や教師がウザいから嫌いってのとはまた違う、嫌悪感だった。
もう、そいつを嫌いだと言う気持ちはどうにもならなかった。
でも僕は、なぜかそれを耐えるという形で仲良くしていく道を選んでしまったのだ。
そんな僕も、もうすぐ高校生になろうとしていた。
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