R「反目」

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R「反目」

分かりあえっこない だから 離れっこない いつまでも錯誤を繰り返すから 明けても明けても 理解不能 暮れても暮れても がんじがらめ 着かず離れず牽制し合い 終わりの見えない水掛け論 思えば誰より強く私自身の人間性を鏡のように垣間見れた皮肉と美談 ずっと卑しくずっと嫌味を 滑稽すぎるよお互いね 若さを高めあった二人 意固地な私は口にこそ出さないけれどあんたに華を譲りたい 未熟者同士がせめぎあい 重なりあい 燃やしてた あんたほどの執着は到底私には出来ないし不相応 濃すぎる自我 意識しあって互いに晒せず秘めた この迸る私の見識はきっと劣等感 あんたは唯一の優越感ぶら下げて いつまでも私たち反目
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