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T「異邦人」
気に病むことはないよ 重く受け取らないでよ すぐ塞ぎ込んじゃうから あんたは私と違いすぎる 故に見えた その人格だって早熟した危うさは風まかせ ちゃんと地に足つけて メシ食って 女も食って 話はまとめて それから持ち前の愛を振りまけばいい どこかで歯車が狂ったばかりにその容姿もそれこそ痛ましく心もいずこ でもそれも再起出来るバイタリティーをあんたは持ってる もう会うこともないだろう 達者で暮らせ とも言い捨てられない異邦人 同じ釜の飯 あなたはパンだけどあんたは私にパンの旨さを教えてくれたね 優しく受け入れ順応するその力 感服したよ 細い肢体に逞しく宿る野心 新たに物語 紡いでいける
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