第三話

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高萩『そう言えば、泰と直は部活はサッカー部続けるの?』 「制服が似合う」等の恥ずかしい話しを切り替える為、俺から質問を2人にした。 藤沢『そうやな。 泰と一緒にサッカー部に入る予定。』 眞鍋『2人共高等のサッカー部からは誘いが来てるんだよ、県選抜で一緒にプレーした先輩もいるから。』 藤沢は「えっへん」っと胸を張りながら、眞鍋は少し照れながら答えた。 高萩『直も泰も凄いな。 流石は県選抜のスタメンとだな。』 俺も何度かは試合を見に行った事がある、やはり2人は選抜チーム内でも際立っていた。 藤沢はポルトガルの「ドリブルの魔術師」と迄は言えないが、かなりスピードがある高速アタッカーだ。 どれだけ相手が大きかろうが、積極的にドリブルを仕掛ける。 眞鍋もドイツの「皇帝」と迄は言えないが選抜チームの主軸を担うマルチアタッカーだ。 いつもはフォワード陣のすぐ後ろにいるが戦況によりプレーエリアを上げ下げ出来る事も有り、ボールタッチが格段に多い。 この2人を見ていると相手選抜チームのディフェンダー陣が可哀想になる、その証拠に3月末にあった練習試合も3ー1と勝利を手にしている。 3点の内訳としても藤沢が2アシスト眞鍋は1ゴール1アシストと、MVP級の活躍だった。
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