孤独の戦い

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柱から戸田の居る位置まで銃や銃弾等が転がっている 戸田「………俺はアンタを今まで信じて赤い翼の赤屋宏の右腕として努めた それは貴方を尊敬し俺の 目標でもあったんだ… それなのに…あんたは赤い翼の頭だったのにも関わらず族をいつの間にか潰し… デカになった…何でだよ ―――――何で何だよ! 赤屋さんっ💢」 戸田の目からは溢れんばかりの涙が零れ落ち引き金を引き続けてマシンガンの弾丸を何発も柱にあてた 赤屋(戸田…お前はそこまで赤い翼に……) 戸田「答えてくれっ! 赤屋さんっ💢」 赤屋「俺はある人に光を照らして貰ったんだ」 俺は背中を柱に付けたまま語り始める 戸田「光……?」 赤屋「あぁ…俺が赤い翼の頭だった頃、ただ闇雲に 対立する族を潰していた 頃……ある刑事に出会ったんだ」 戸田「その人は……もしかしてあの時の刑事ですか? 俺達が黒騎士の塚本と衝突しようと、貴方と塚本の間に止めに入った」 赤屋「よく覚えてるな 戸田…そうだあの人が俺に光をくれ闇から救い出してくれた」 戸田「あの刑事は今…」 赤屋「早見から聞かされていないのか? その人は殺されたよ 俺はその人のお陰で刑事になれた」 戸田「そうだったんですか…その……人は………」 一発の銃声が響き戸田が倒れる音がした 赤屋「戸田ぁあ!」 俺は柱から倒れる戸田に駆け寄るが戸田の意識は既に無かった 「間に合ったな…」 俺は声がした後方を振り向く 赤屋「真野さん…何で」 真野「囚人が銃を持っていたのでな」 赤屋「………」 真野「知り合いだったのか赤屋? 良いか…赤屋、幾ら囚人と知り合いだからといって 心を許すな…そう猪野先輩に教わらなかったか? 結局は犯罪者だ」 赤屋「分かってます…」 俺は戸田の両目を閉じてから銃を拾う 赤屋「剛は?」 真野「……間に合わなかったようだ」 俺は真野さんと対面し即座に銃口を向けた
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