プロローグ

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土門さんは首の関節を鳴らしながら答える 土門「良いか赤屋?幾らお前が公安で一人前のデカに成長しても結局は上の一言でお前が飛ばされる事だってあるんだ。」  赤屋「土門さん、それは 香川総監の事を言っているのですか?」 土門「さぁな、捉え方はお前次第だ」 赤屋「土門さん何か知ってるなら教えて下さい!」 俺は土門さんの両肩を掴みこちら側に振り向かせた 土門「…余り首を突っ込み過ぎると痛い目に合うぞ赤屋?」 赤屋「それでも…俺は事件の真相が知りたいんですっ!死んだ鷹さんの為にも」 土門は数週間前の禿鷹の言葉を思い出していた  禿鷹(アイツはな………土門…何で俺が族上がりの赤屋を引き抜いたか分からないだろう) 土門(異例の族上がりの刑事…… なるほどな。 確かにコイツをほっとくと痛い目に合うのはこっちかも知れませんね…… 猪野さん、貴方は恐ろしい人だ)
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