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2人に銃を向けられた俺は完全に動けなかった
どちらに銃を向けても良いのか分からず銃口を下に降ろしていた
赤屋「そういう事ですか」
真野「済まない赤屋」
土門「赤屋、大人しく銃を捨てろ…俺にお前を撃たせるな」
俺は右隣に立つ土門さんと一度目を合わせる。土門さんの言葉の意味が分からなかった
真野「赤屋、頼むから銃を捨ててくれ」
赤屋「早見、お前が主犯なのか?」
早見「その問いにどうお答えすれば良いのか、自分でも分かりかねます…」
画面に映る早見はどこか遠い目をしていた。
赤屋「どういう事だ?
早見直人、お前は猛将に居ながらも反乱を引き起こし
更には猛将に居たメンバーを引き抜きこの様な犯罪を起こしたんたぞ」
早見「怖い怖い…そんな目で俺を見ないで下さいよ
確か貴方は霧島さんとは知り合いだったんですよね?それに幹部のメンバー達とも……」
赤屋「あぁ…」
土門「早見、話はその辺にしろ」
早見「分かりました。ではご機嫌様…赤屋宏さん
あの世で待っている猪野鷹尾さんに宜しくお伝え下さい…… では」
画面は勝手に切れてしまう
赤屋「やはり、貴方が主犯でしたか。土門さん」
土門「やはり聞いていたのか。俺と真野の会話を…」
真野「何っ!?」
赤屋「えぇ。貴方がたの会話はすべて録音差せて貰ったんで…」
俺はポケットにしまった
携帯を取出し左右に振る
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