コイン外伝～紅影～

護衛

総監室前に並ぶ三人、一瞬緊張してしまい沈黙が流れる。土門さんが口を開いた
土門「管理課、赤屋良いですか？ここから先は自分が話を進めていきます」

管理課の額にシワが滲み出るのを俺は見逃さなかったそれは指揮官としてのプライド……だと思ったからだ

土門「はっきり言いますけども管理課、私は総監と
面識があるので気楽に話させて貰います　」

管理課「そうか、そういう事か好きにしな土門」

土門「では……土門です」
土門さんは総監室のドアをノックすると奥から声が聞こえた

総監「入れ…」

土門を先頭に順に総監室内に入室した。

総監は俺の顔を見てから何故か慌ただしい表情で
土門を呼び寄せた。

やはり事件に関して何か知っているなと俺は考えていた土門さんは総監に近づき
小声で耳打ちをした。

香川総監「何故、彼が居るんだ!土門君っ💢」　

土門「申し訳有りません
総監…彼はどうやら猪野の殺害事件を捜査している様なんで連れてきました

管理課はオマケです」

香川総監「そうか…
猪野の事件を独りで調べていたのか……」

土門「はい…」

管理課は２人の小言に苛立ちを隠せなかった。