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土門を撃った後、俺は直ぐに剛へ駆け寄った
赤屋「剛…しっかりしろ
何で…… 何で来たんだよ馬鹿野郎……」
血に染まる両手を剛の頬に触れながら俺は泣きながらに伝える
剛「ごほっ…ダチの…………為に決まってるだろうが………馬鹿が………」
後ろに居た真野さんは携帯を取り出して救急車を呼んでくれた
真野「後、10分で来るそうだ 」
赤屋「そんな……これじゃまるで……」
剛「真由美の時……と…ごほっ…一緒って言いたいのか?」
赤屋「剛……おれな信じられないかも知んないけどよ
真由美さんがお前を止めてくれって夢に出てきたんだよ…」
剛「はははっ…マジかよ…
偶然にも程があるよな」
赤屋「どうした?」
剛「俺の夢にも彼女が表れたんだよ……信じられるか……赤屋? 彼女なんて言ったと想う?
お前を助けろって…抜かしやがった。ごほっごほっ」
赤屋「彼女がか?」
剛「…あぁ。信じられないよな……… この事……
良介の野…郎に伝え…な……きゃ…な」
赤屋「おぃっ! 起きろ!起きろよっ剛ぃ💢」
真野さんが近くに歩み寄る
真野「ショック状態だ…まずいな…… 」
赤屋「起きやがれ…このクソ野郎がぁあ💢💢」
俺は立ち上がり思い切り
剛の心臓付近目がけて踏み付けた
真野「おぃっ血迷ったか
赤屋!?」
剛「ガハッ…………っ痛」
大量に口から血を吐く剛だったが何とか意識を取り戻した
剛「ばっ…馬鹿かてめぇは…… 思い切り何か…………痛かったぞ…」
赤屋「しっかりしろよ剛!お前はこんな所でくたばる様な奴じゃ無いだろうが」
剛「確かに…な」
真野「ここは私に任せろ
赤屋…」
赤屋「しっ…しかし、あんたは…」
真野「信用去れていない事は分かってるが今は信じて欲しい… 早くっ総監を助けに行くんだ赤屋っ」
剛「この人が居れば…
大丈夫だ赤屋……行け」
赤屋「剛…… 」
剛「お前の後ろには関東強豪連合会が付いてるんだ」
赤屋「分かった…真野さん剛を頼みます」
真野「行ってこい…俺も後に付いていく」
赤屋「分かりました、剛
後でな」
剛「………おう、紅影」
俺は銃を腰にしまい駆け足で階段を降りていった。
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