0人が本棚に入れています
本棚に追加
猛「…っん~!」
転校初日、目が覚めたのは正午を回ってからだった。
猛「遅刻…まぁいっか」
頭をボリボリかきながらとりあえず制服に袖を通し、二階にある自分の部屋から一階のリビングへ向かう。
猛「おふくろ~?」
母親を探してみても姿は見当たらない。代わりにテーブルの上にトーストと一枚の置き手紙。
『父さんと母さんは先に仕事に出ます。遅刻しないで行くように。朝食はトーストで済ませて下さい』
猛「町は変わっても人間は変わらない…か。」
そうつぶやくとトーストをくわえ、家を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!