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教師「初日から遅刻とは恐れ入るな。今何時だと思ってるんだ?」 猛「2時っす」 教師「はぁ…もう最終授業しか残ってないじゃないか…これから自己紹介ってのもなんだな、明日にしておくか?」 猛「いや、せっかく来たんで一時間だけでも受けて行きますよ」 教師「そうか。それじゃ、この時間が終わる迄俺と話でもしておこうか」 猛「はぁ…」 教師の名は神崎と言った。年齢はまだ若く、三年前にこの学校に来たらしい。 俺が抱いている教師のイメージというやつは高慢ちきで高飛車、といったものだったがこの神崎という教師はそれには該当せず、むしろ付き合いやすい印象を受けた。 神崎「聞いてるぞ石川、前の学校じゃ相当ならしたらしいじゃないか。」 猛「そんな事ないっすよ」 確かに思春期特有の荒れ方をした時期もあったが今は大人しいもんだ。 神崎「いやいや、大きな声じゃ言えんが男の子はそれ位元気じゃなきゃいかん」 囁く様に俺に告げると神崎はわははと豪快に笑った。 …キーンコーンカーンコーン 授業終了のチャイムが鳴る 神崎「お。じゃあ教室に行くか!」
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