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手をつないで
大きく振って歩いた
二人並んで
足音も軽快
周りを気にぜず
大きく
笑い合った
いつも思う
時間よとまれと
寒い冬の路地
二人寄り合いながら
君が言ったコトバ
優しくボクの
耳にとどく
「どんな寒い冬でも
アナタといたら暖かい」
ガラスのショウウインドウを眺めて
ボクは君を愛す
目の前にあった
何かが
音を立てて
崩れ落ちている
君がいた頃の
思い出が
大きな声で
泣いている
冬風が吹き荒れていた
寒い冬の路地
一人無造作に歩く
あの日の君のコトバが
耳に残ってこだまする
「どんな寒い冬でも
アナタといたら暖かい」
ガラスのショウウインドウを眺めて
ボクは君を愛す
「君がいないと寒い冬がもっとさむい」
ガラスのショウウインドウを眺めて
僕は一人呟いた
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