ある朝の出来事でした

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―――― 「別に一人で行けたんだけどな……」  俺は今保健室のベットの上に腰を下ろしてぶつくさ言っている。  宮田香織は入口の前で腕組みして仁王立ちし、いらいらしたように指を小刻みに動かしいる。 「なによ!」  俺の呟きが聞こえたらしく、キッと殺意の篭った目で睨まれた。 「うっ……まぁ、一応ありがとう」  礼儀として俺を言った。  だが、宮田香織は、 「保健委員だから当然の事をしただけよ」 と、跳ね退けられた。  だから、こいつは苦手なんだ。あー言えばこう言うみたいに二言目には皮肉やらなんやらツンケンしやがって。  こいつと二人きりなんて堪えられん。 「もう、教室戻ったら? 俺なら大丈夫だから、ちょっと寝れば治るから」 「ダメよ! 保健の先生が戻るまで、保健委員の私に責任がありますので、ここにいます」 ――はぁ、  心の中でため息をつく。そんなの現実にしたら、睨み殺されてしまう。  俺はベットの回りを囲うカーテンを閉める。  宮田香織の姿を見えなくする為というのもあるが、最大の目的は自分のアソコつまりマイサンを確認する為だ。  カチャカチャとベルトを手際よく外し、ジーッとゆっくりズボンのチャックを降ろす。 ――緊張の一瞬だ。  そして、一気にパンツを下げ、 「なっ――――――――」  俺は大きく息を呑むと同時に発狂していた。 ――まさか、こんなことが。
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