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土砂降りの雨が町全体を降り数メートル先のセブンイレブンを目指し走っていた。
「傘売り切れなのかよ!」
コンビニの中に入り傘置場を見ると全ての傘が無くなっているため更に先のダイソー目指して外に出ようとしていたときだった
右ポケットに入れていた青色の携帯が鳴り始め画面を見て電話を取った。
「もしもし!」
「龍君場所分かるよね?迎えに行こうか?」
返事をしようとしたときピーという音とともに電話が切れていた
昨日充電をするのを忘れていたからだ。
「さっさと行かないと達也君に怒られる!」
ダイソーまで行き傘を買い急いでお店に行くことにした。
俺の名前は吉田龍(25歳)だ。
お店の建物は珍しい青色で中に入ると沢山のお客がいて更に進んで和室の部屋を見つけ中に入った。
直ぐに気づいた男女が手を差し出しハイタッチをした二人の名は
「佐々木達也君と、佐々木さやかさんだ!」
二人は双子だ。
今でも遊ぶほどの仲良し!
「龍ちゃん何か、大人になったね♪」
「さやかさん、ちゃん付けはやめてよ~!」
僕は座布団に座りビールを頼んだ。
「そういえば、龍君行ってるのか?例のところ?」
達也がサラダを俺に分けながら聞いてきた。
僕は無言になった。
行ける訳がない。
だって行けば思いだしちゃうから
僕はお酒を飲み懐かしい話しをした。
「そういえば、龍ちゃんあれまだ持ってるの?」
俺は頷いた。
あれというのは目覚まし時計だ。
どこにでも売ってるのではなく世界で一だけの宝物だ。
「達也君!今日一瀬翼君来てないの?」
「あいつ、遅れてくるんだとよ!て噂してたら来たよ!」
俺は後ろを振り返った。
僕の手にハイタッチした。
一瀬翼(イチノセツバサ)
辛いときに最初に気づいてくれる優しい男子だ。
だから僕は立ち直れた。
今でも覚えている。
翼君やさやかさんに達也君がいなかったら僕も彼女を追ってたかもしれない!
そう・・・彼女を追って・・・・
小林空(コバヤシソラ)
僕の世界一大好きな女の子。
誰にでも笑顔をで接して優しい。
彼女とは幼なじみで一緒に住んでいた女性だ
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