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ジリリリリと目覚ましが鳴る。
今の時間は朝6時
僕は、寝ぼけながら止めた。
もう一つの、目覚ましがなる。
「うるさいな!えっとこうかな?」
僕は、寝ぼけながら止めた。
「龍!早く起きなさい!空ちゃん待ってるよ」
僕はパジャマでリビングまで行きあくびをした。
「いつまで寝ぼけてるの!早く、着替えないとバスに乗り遅れるよ!」
朝飯を食べて、歯を磨き靴を履き僕はお母さんに
「いってきます!」
僕は外に出て大きく背伸びをした。
「おはよ~龍ちゃん♪今日は起こしに行かなくてもよかった♪」
小林空
僕の幼なじみで人気者
「龍ちゃんて呼ばないでよ」
僕は、歩きながら会話をする。
これは、いつもの日常だ。
「あ~バス着てるよ!龍ちゃん早く!」
急いで乗り込み。
「もう!危なかったじゃない!」
空ちゃんは、僕を怒りながら椅子に座った。
「いつものことだよ、おっちょこちょいてよくいわれるし!」
僕は、にこやかにいった。
「朝から夫婦漫才?空ちゃん♪」
「龍君!空ちゃんおはよ!」
達也とさやかが隣の椅子に座り、いつもの会話が始まる。
「龍君もう少し、明るくしないと!」
僕はいつも下ばかり向いていた。
「空ちゃん!宿題見せて?」
達也がエヘヘと笑いながら空の宿題を借りていた。
降りるバス停につき、そこから歩いて学校に向かった。
「そういえば龍君と空ちゃんて、日直じゃなかったけ?」
僕はすっかり忘れていた。
急いで職員室に行き日誌をもらい、また教室に戻ってきた。
僕はロッカーから分厚い小説を机に置いて、読み始めた。
これが僕の学校に来てから、毎日やっている。
外で遊ばないで教室で小説を読む。
「うわ~またこいつ小説読んでるよ!」
いつものイジメ子だ。
無視をするしかない。
だって、僕が悪者になるから。
いつかは終わるのかもしれない。
このままずっとイジメを受けるのかも知れないけど、僕は気にしなかった。
「おはよ♪今日も頑張ってね?」
僕は笑顔でイジメ子にいう。
物は無くならない。
ロッカーには鍵を付けたから。
一人だと何も出来ないのは、分かっていたから。
窓の近くだからよかったのかも知れない。
何故か席替えをしても同じ場所にいてしまう。
達也君か前の席に座ってきた。
「またイジメられたのか?あいつら諦めないな!」
僕は気にしてないよといった。
毎日同じだから嫌でも慣れていた。
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