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み「そうですよね・・・私なんか・・・ウッ、グスッ」
そう言うと雅は泣き出してしまった。
その後、雅を宥めるのに30分も掛かった。
結論を言えば、謝るのを何故か嫌がっていた沙雪が根気負けして、必死に謝った。って感じかな?
さ「ところで、いきなり捕獲しちゃったけど・・・いっ君何か急いでた?」と、沙雪は聞いてきた。何をしようと根は優しい奴なのである。沙雪は。
ゆ「まあ、これから大事な用事があるのは確かだな」
別に間違っちゃいねーだろ?伝えなきゃならないとこはつたえて、隠さなきゃならんとこは隠してるし。
さ「いっ君・・・何か隠してるでしょ・・・」
なっ、何故ばれたー!「はぁ~、やっぱり隠してたんだ」あっ、沙雪も読心術使えるの忘れてた・・・
ゆ「すっ、すまん!でもこれ以上は教えられないんだ、分かってくれ」俺がこの後の事を考えないようにして、そう言うと沙雪は、
さ「分かったよ、これ以上は詮索しないよ。ついでに読心術も使わないようにするよ」
と言ってくれた。
ゆ「ありがとう、沙雪。この事については、いつか絶対話すから!」
さ「うん、その時を楽しみにしてる」
そう言って、俺は雅の手をとって走り出した。屋上へ向かって・・・
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