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「じゃっ、じゃあ・・・す、砂のお城を作りたい・・・です」
「よし、じゃあ砂場へいこうか」と言って、俺はみやびちゃんの手をとって砂場へと走り出した。
「はっ、はい・・・」みやびちゃんは頬を紅くして俺の手を握っていた。
そして二人は走り出した。
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「やっと完成したね」
「うん・・・///」
辺りを見渡すと夕日が公園の全てのものをオレンジ色に染めていた。
「あっちゃ~。もうこんな時間か~」
「そうですね。もう日が暮れちゃいました・・・」そう言うと、みやびちゃんは少し寂しそうな表情をしたあと。
「ありがとうございました行方君。行方君のおかげで、今日すごく楽しかったです」と言うと、今日一番素敵な笑顔を見せてくれた。
ドクン
その笑顔を見ると胸が高鳴った。この時はまだ胸の高鳴りの意味は分からなかったけど。
その後みやびちゃんを家に送っていくこととなった。
「みやびちゃんは何処に住んでるの?」
「ここから10分ほどのところに住んでいるんです」そんな話をしていると、自分の家まで来てしまった。
「ここが僕の家だよ」
「へっ、私の家はこの隣の家ですよ!?」
「じゃあ、お隣りさんだね!よろしくね」俺が微笑みながらそう言うとみやびちゃんは嬉しそうに「よろしくお願いしますね行方君」と言って俺とみやびちゃんは帰宅した。
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