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「…なさい…」 「ん…ぁ」 「いい加減に…起きなさ~い!!」 「はっ!…アレ…俺…」 部屋には朝の日差しが差し込んでいて如月は片目をすがめる。 目の前には自分と同じ顔をした母親が立っている。 なんとはなしに部屋の時計を見ると既に一時限目をさしていた。 (あ。) 「はぁ~やっと起きた…。全く寝起きが悪いん「あーーーっ!!!!!」 「すみませんでした」 「授業初日から遅刻とはなかなかやるな、新入生」 如月は今は職員室にいる。 担任の先生から呼び出しをくらったのだ。 担任とは昨日の入学式で少し喋った程度だったが…なんかいい人っぽい。 「あとで抜けた授業の先生んとこ行って謝ってこいよ」 「あ…はい」
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